ツキトジ日記。

親子そろって発達障害。体験談や役に立ったことを書き留めてます。

聴覚過敏の息子の苦手な音対策|愛用中の防音イヤーマフ紹介

こんにちは。ツキトジです。

 
今回は発達障害で聴覚過敏のある息子の嫌な音への対策について書きたいと思います。
 
ちなみに息子は現在、
 
自閉症スペクトラムASDADHD傾向もあり。知的障害の診断は無し。
 
といった状態です。

息子の聴覚過敏について

特定の音が苦手

息子の場合は、特定の音に恐怖を感じパニックを起こしてしまうタイプです。
 
全ては書ききれないので抜粋ですが、
 
・工事のドリル音
 ガガガというドリル音は苦手、ガンッガンッと打ち付けるような音は平気
 
・電車の発車音、発車メロディー
 〇〇駅の音は苦手、△△駅の音は平気
 
と言った感じで、かなり細かく苦手な音が存在します。
 
電車や乗り物が大好きで、工事現場を見たい!と言うのですが、音が怖くて見たいのに近づけない…ということもあります。
 

息子の苦手な音対策

防音イヤーマフを使う

息子の場合は苦手な音がある状況でのみ、防音イヤーマフを使用しています。
 
イヤーマフの使用で、苦手な音が和らぐ半面、息子は元々視覚優位で言葉への反応が鈍く、さらに聞き取りづらいため、「止まって!」と静止をしても全く止まらないということもあったので、
 
声が聞き取りづらい屋外では、大人が体で静止できる距離にいるときだけ使用しています。
 
持ち運びに便利な折り畳み式と、自分で装着しやすいものを2つ使用しています。
 
持ち運び・自宅用:YorkShin 子供用イヤーマフ

 

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こちらは私の常に私のカバンに入れていて、自宅や外出時などに使用しています。

折りたたんで小さくなるので、持ち運び向きです。

 

長さ調節は使用するたびに金属部分を引き延ばして調整が必要です。

 

小さくできて便利ですが、子供一人で使用するには毎回長さ調整が必要になり、装着もかなり難しいと思います。
 
外出時や自宅など、大人が装着してあげられる場面で使用しています。
学校に置いておく用:EZARC 子供用イヤーマフ

 

楽天で購入
 
こちらは自分で装着できるよう学校に置いてあります。

耳にあたる部分はすべてプラスチックで折りたたんだりはできない仕様になっています。

 

長さ調整は一般的なヘッドホンのように頭の部分でカチカチと調整ができます。
 
長さを調整したまま学校に置いておいて、息子が使いたいときに自分で装着できるようにしています。
 
不器用な息子でも、少し練習すれば一人で装着することが出来ました。

耳を塞ぐ練習

息子の場合は苦手なポイントのみイヤーマフを使用していますが、バイクの音など、予期しない突然のタイミングで苦手な音がすることもあるので、耳を塞ぐ練習をしました。
 
練習していても、いざという時にはなかなか難しかったですが、小学校に入ったころには自分で耳を塞ぐことが出来るようになっていました。
 

どんな音が苦手なのか日ごろから確認する

息子の理解力が進んだ小学校入学あたりからは、どんな音が苦手で、どんなタイミングで鳴るのか、怖くなったらどうしたらいいのかと言ったことを日ごろから確認するようにしています。
 
避難訓練のサイレンも苦手なのですが、いつサイレンが鳴るのか理解をしているとなる前に「もうすぐ音が鳴る、怖い!!」と怯えてしまいますが、
 
突然サイレンが鳴ったときよりも、パニックになることは少なくなりました。
 
避難訓練なので事前に告知ができますが…本当に災害が起きたときについては、現在も先生方と話し合い中です。。。
 

場所を変える

何をやってもダメな時は場所を変えます。
 
しゃがみ込んでしまっても、抱えて移動させて、話ができるぐらいまで落ち着いてもらいます。
 
パニックを起こす前に移動したい事を先生などにヘルプ要求を出せるのを目標に練習している段階です。

音だけが原因でない恐怖心にもイヤーマフは効果あり

4歳ごろに子供が怖くなり、子供の遊び声から逃げるように

言葉とコミュニケーションの記事にも少し書きましたが、息子は子供に全く興味がなく、子供の声も気にせず、存在も見えていないような状態でした。
 
参考記事はこちら

tukitoji.hatenablog.com

4歳ごろになって急に子供が怖くなり、子供の声がする場所に敏感になり、近づくことが出来なくなりました。

 
私としては遊びやすい場所で遊べればいいと思っていたので、人のいない場所や時間を選んだりしていたのですが、
 
一度、室内のキッズスペースで、どうしてもこの場所で遊びたい!でも子供が怖くて入れない!となったことがありました。
 
当時の息子が理解できたかわかりませんが、「イヤーマフつければ子供の声は聞こえなくなるよ」と声をかけて、息子にイヤーマフを装着。
 
しばらくは怯えていましたが、そのキッズスペースの係員の人も声をかけてくれ、時間はかかりましたが恐る恐る入室し、遊ぶことが出来たということがありました。
 
子供が怖いのは音だけが原因ではなく、静かにしていても近づくのも怖いという感じでしたが、イヤーマフの使用で不安をやらわげる効果はあったのかなと思います。
 
イヤーマフで解決しないこともありますが、その後は、怖いなと思う状況で息子から「イヤーマフつけて行ってみる」と言うこともありました。
 
 

おわりに

特定の音のみ対応が必要な息子の場合の対策を紹介させていただきました。
 
ずっと平気だった音にある日突然、恐怖を感じるようになったり、反対に怖かった音がある日突然平気になったりすることもあります。
 
まだまだ試行錯誤中ですが、息子も自分から苦手な音に対策を取ることもできるようになり、かなり楽になったように見えます。
 
長々と読んでいただきありがとうございました。